11月23日(祝・水)午前10時より
宗祖日蓮大聖人の報恩お会式法要を執り行いました。
天気は晴れ、気温も暖かく。絶好のお参り日和でした。
檀信徒40名あまりの方がお参りをしてくれました。
まず、檀信徒と一同でお経をあげて日蓮大聖人への報恩の法要をいたしました。
そのあと、11時半くらいから一時間、
宮崎県都農町龍雲寺住職 吉田憲由上人による高座説教がございました。
吉田上人はお寺の次男として生まれ、縁もゆかりもない土地で
平成18年にお寺に入られて
「地域に誇れるお寺をめざず」
をモットーに頑張っておられるお上人様です。
今年、布教院という日蓮宗のお話の研修を五回でられて、卒業された方でもあります。
全国で84人目。全国的にも数少ない素晴らしいお上人様です。
そのお上人に、龍雲寺に入寺されてから、檀家さんも少なく、ひとりも人が来ないようなお寺を苦労して盛り上げてきたお話をしてくれました。
そこには、人と人とのつながり「ご縁」と「日薬(ひぐすり)」という今はわからなくてもいつか時期が来ればわかる人生の意味について実体験をまじえながら、ご自分の祖父との関わり、悪いことしたときに「千振茶」という苦いお茶を飲まされていたこと。それは、実は胃腸の弱い吉田上人を気遣っての行為だったことが、27回忌の法事を行った時にわかったというお話など
心に染み入るお話でした。
最後に日蓮大聖人の「小松原のご法難」のお話をしてくれました。
数多くの檀信徒が目頭を押さえ、涙を流して感動をしていました。
日蓮大聖人の遺徳をしのぶ素晴らしい法要とありました。
「吉田上人ありがとうございました」
あまりにお話しが素晴らしくて写真を撮ろうと側にカメラを準備しておりましたが
撮り忘れてしまいました。不覚です。
また、今の本堂に建て替える前の本堂にかかっていた日蓮大聖人のご一代記の版画を
縮尺を小さくて展示しなおしましたので、お寺に来る機会がありましたら
是非ご覧ください。