おはぎを秋のお彼岸につくってお供えしました。
おはぎの名前の由来って知っていました?
私は初めて知りました。秋口に咲くハギの花からきているのですね。
ハギの花(境内)
ハギの花に似ているから「おはぎ」と呼ぶそうです。
秋の彼岸にお供えするのが「おはぎ」、春の彼岸にお供えするのが「ぼた餅」です。
ちなみにインターネットで調べたら、おはぎは粒あんで、ぼた餅はこしあんだそうです。
秋の時期は小豆がとれたてで皮が柔らかく、粒あんでも美味しいのですが、
春になると皮が固くなってくるので濾してこしあんにする。そう書いてありました。
この年になっても結構知らないことがあるとつくづく感じました。
元来、小豆などの豆類は「魔を滅する」ということで邪気を払う食べ物として珍重されてきました。
殊に小豆はお祝い事の際に赤飯を炊くように祝いには欠かせない食べもので
やはり邪気を払う食べ物として珍重され、中国より漢方薬として入ってきました。
その小豆を炊いて練って、当時、超高級品であった砂糖を加えてあんこを作り
おはぎをつくってお彼岸にはご先祖様にお供えしておりました。
年に数回だけ作る特別な食べ物としてです。
それは特別な日、お彼岸には
ご先祖様に感謝をして「家族みんなが幸せでありますように」という願いを込めて
お供えして、その後家族そろっていただきました。
そんな心がおはぎには込められていたのです。
忙しく日々に追われていると大事なことが見えなくなってきます。
いつも見守ってくれる身近な人・身近にあることを忘れないでください。
南無妙法蓮華経